今月のテーマは『認知神経リハビリテーション入門』ということで、認知神経リハビリテーションにおける基本的な用語やその解釈、最新の理論の捉え方などについてディスカッションを行いました。
マスターコースを終了したスタッフであっても、改めて用語の意味を聞かれると明確に説明することは難しく、基礎は何度も繰り返して勉強することが必要であると感じました。
また、自分が理解する事以上に、人に説明するのはより難しく、難しい理論をかみ砕いて分かりやすく説明する練習も続けていきたいと思います。
来月からは今年度の新たな試みである、1つのテーマについて3回に分けて行うという形態での勉強会が始まります。
最初のテーマは『起居動作』です。起居動作は日常生活の中で多くの場面で必要になる動作ですが、動作のパターンは多岐に渡り、スムーズな起居動作を獲得するのは簡単ではありません。自分で起き上がることはできるけれど楽に起き上がることはできない、といった場合にはどのような介入が考えられるのでしょうか?このような問題について、認知神経リハビリテーションの視点から考えていきたいと考えております。
文:上田将吾